お客様の声

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人財と事業の成長を共に加速させるビジネスデザイン研修

KDDI株式会社

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KDDI株式会社 ビジネスデザイン本部 企画統括部 人財戦略グループ 平川 泰子様

【事業概要】

ビジネスデザイン本部様では、国内外の製造、商社、建設、小売、金融、運輸、官公庁などあらゆる業種の法人のお客様さまにモバイル、IoT、5Gのサービス・ソリューションを提供しています。ニューノーマル時代の多様な働き方を支援するコーポレートDX、お客さまの課題に共感し、ビジネス変革を支援するビジネスDXなど、ネクストコア事業に注力し、お客さまや社会の課題解決を実現しています。

【導入サービス】

KDDI株式会社ビジネスデザイン本部様向けに、2021年9月から2022年2月にかけて「お客さまに信頼され、未来を共に歩むパートナーになる」を目的に、約350名を対象とした、ビジネスデザイン研修をチェンジとディジタルグロースアカデミアで実施しました。

今回は、人財育成に対する想い、取り組み、プログラムの狙い、効果、弊社を選んだ理由、今後の育成の展望について平川様にお話しいただきました。

 

~インタビュー動画~
Q:まずはビジネスデザイン本部様の人財育成の目標、取り組みを教えてください。

法人営業部隊の育成を担当しておりますので、事業の成長と人財の成長を共に加速させていくことを第一の目標に掲げています。
そのために、基本的なビジネススキルを身に付けること、DXをはじめビジネストレンドを押さえることにポイントを置いています。加えて、再現性があり、実践ですぐに使えるカリキュラムを力点に取り組んでいます。

Q:ビジネスデザイン基礎/専門コースの狙いと効果について教えてください。

実施概要
入社1~3年目はビジネスデザイン基礎コース(以下、基礎コースと称する)を必修コースとし、入社4年目以降は年次・役職フリーの公募制でビジネスデザイン専門コース(以下、専門コースと称する)を実施しました。
目的は両コース共通していますが、基礎コースは以下①~③を、専門コースは以下③~⑤をゴールに据えています。

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研修カリキュラムは、全体を通じインプット以上にアウトプットすることを意識して組み立てました。アウトプットに対しては、必ず個々人へフィードバックを実施し、現場でのパフォーマンス向上に努めています。

施策の効果 
基礎コースは課題解決とDX企画立案のポイント習得をゴールに据えています。お客さまの背景を理解し、課題を特定し、解決策を立て、提案へと論理的に考え、説明する力が身に付くことに非常に効果を感じています。
1年目では、前段に問題解決演習を実施し、後段ではお客さま視点で考え抜く提案演習を実施し、最後に1年間学んできたことを発揮する集大成の場として所属長に向けた提案プレゼンを実施しました。所属長やチェンジの講師から直にフィードバックをもらうことで今後の業務に大きく活用できるとの声が多く上がり、有益な場であったと感じます。

また提案をつくる過程で、分からない時は先輩や上司に頼ることの大切さを学んだ、スムーズにコミュニケーションがとれるようになったという声を聞き、難しい課題を前に新入社員が自ら先輩や上司へアドバイスを仰ぐ良いきっかけになっていると感じます。また、同期のプレゼンを聞くことも刺激となり、切磋琢磨するという意味でも良い機会であると感じています。

2~3年目には、DXの企画立案ワークショップやDXプロジェクトワークを実施し、課題解決をベースにしたDXを考えるヒントが身に付けられるところが魅力です。

専門コースは、DX提案の実践をゴールに置き、入社4年目以降の方を対象に、年次・役職フリーの公募制で参加するコースです。
始めにDXを使った企画立案のポイントについて学び、DX事例をインプットした後に、1か月かけて新しい提案を作成するプロジェクトワークを実施しました。
 これまでDX提案や企画立案の経験がない受講者も多く未知の領域でしたが、DXの発想から事業化までのプロセスを、徹底的なエンドユーザー目線で毎週講師からフィードバックをうけながら仕上げたことは、大きな学びになりました。プロジェクト最終週のプレゼンテーションでは、同じ企業を題材に検討を進めても、視点の違うアプローチや異なる考え方の多種多様な提案が出そろい、非常に盛り上がりました。講師の経験に基づいた具体的なフィードバックがわかりやすく、新しい学びとなり現場で実践できているという声を聞いており、効果を感じています。

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Q:研修をよりよい学びの場とするために意識したことを教えてください

両コース共に、研修毎に理解度、有益度を測定し、定量的に効果測定を行いました。研修実施中には受講生の様子を観察し、反応がうすく、無言であることが多い場合は、講義後に講師やスタッフと話し合い、次の講義でカバーするようにしました。結果的に研修を通じ7割以上の方が理解度、有益度が高いと回答していました。
これは、事務局メンバーだけでなく、チェンジやディジタルグロースアカデミアのスタッフも一緒になり、受講生の、顔と名前を覚えるまでしっかり見て、フォローしていただいた結果であり、非常に有益な研修を維持することができたと思っています。

Q:ディジタルグロースアカデミアとチェンジを選んだ理由をお聞かせください

KDDIでは、DX人財を育てる全社教育機関KDDI DX University(以下KDU)を開講し、ビジネスデザインができる人財を育成するための教育プログラムを実施しています。KDUにおいてDX分野の教育を担っていたディジタルグロースアカデミアに、ビジネスデザイン本部でも教育を担当してもらいたいと思ったため依頼しました。専門領域が異なるので、DX分野はディジタルグロースアカデミアへ、ビジネススキルはチェンジに担当してもらいました。
研修冒頭の「ビジネスデザインとは」というコンテンツは重要なプログラムで、ビジネスデザイン本部のために新しく作成してもらいました。2021年に本部名をビジネスデザイン本部に改称しましたが、当時は「ビジネスデザイン」の真の意味を本部内でも浸透させられていないと感じていました。

研修の中で講師が、なぜ今ビジネスデザインが必要なのかを、事業方針のストーリーに落とし込んで具体的に説明していただいたことで、目指す方向性やすべきこと、実現のために必要なスキルを理解することができ、研修の目的やゴールを明確に伝えることができました。

Q:今後の育成の展望をお聞かせください

社員一人ひとりの成長により、お客さまと事業の成長を実現することが最終的なゴールです。
本部のメンバーにはビジネスデザインを通じ、お客さまや社会の持続的な成長にどうしたら貢献できるのかを考え、必要な知識やスキルを積極的に身に付けることができる人財になって欲しいです

そのために、ワクワクする、やってみようと思ってもらう研修を組み立てることが大切だと思っています。時勢にあったビジネストレンドや事例、DXでビジネスを創造する楽しさを存分に盛り込み、自分自身の成長がお客さまや事業の成長、社会の成長につながることに気づいてもらえたらと思います。これからもチェンジやディジタルグロースアカデミアの知見をおかりし、共に育成の機会を創っていきたいと思います。

本日はありがとうございました。
【編集後記】

今回のインタビューを通じて、個人、事業、社会の成長を支えるためのビジネスデザインという仕事を遂行するために、社員の育成に取り組まれている様子をうかがいました。平川様の一人ひとりをしっかりと観察して、理解度を把握し、人を大切にされる姿勢は我々も勉強になります。我々も、平川様の想い応えたい、最後まで目の前の受講生に向き合いたいと思い、研修を実施しました。これからも社員の成長を加速する研修のご提供に努めて参ります。

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