お客様の声
さわやか株式会社様
静岡県内では、知らない人はいないハンバーグレストランチェーンを展開するさわやか株式会社では、アウトドアプログラムの「RE」(アールイー)を活用した社員研修を実施しました。
なぜ同社はこのプログラム実施したのか、アウトドアでの研修と聞いて社員の反応はどうだったのか、さわやか株式会社の教育担当者の方に当プログラムの開発ディレクター懸山がお話を伺いました。
リーダーやマネジメント層の関係作りや育成に取り組んでいるものの思ったような効果が出ていない、またはこれから取り組むうえで研修方法を模索している、という担当者さまの参考になりましたら幸いです。
~インタビュー/REプログラムの様子~
静岡県内において、1977年に創業したファミリーレストラン「炭焼きレストランさわやか」を、現在では県内に34店舗展開している飲食企業です。
特に「炭焼きレストランさわやか」の「げんこつ・おにぎりハンバーグ」は、県内だけでなく県外のお客さまからも人気の商品です。
「元気の出るだんらんの場」を提供するというのが当社のモットーですので、素材の味を最大限に生かした愛情料理だけでなく、接客も含めた総合的なサービスに取り組んでいます。
店長向けの研修を実施するにあたり、まずは飲食業界で起こりがちな問題を解決したいと思いました。
飲食業は、ご来店くださるお客さまは違えども、同じ店舗で同じ業務の繰り返しを1日中、1年中行っています。特に今回研修に参加した店長クラスの社員は、閉鎖的な環境で知らず知らずのうちに視野が狭くなっているのではないかと考えました。
そこで、物理的に外気に触れて自然の中で心を開放してもらうことで、新たな気付きを得たり、自分を見つめ直したりできるのではないかと思ったことが、この研修を実施した理由です。
この研修が、主体性や関係性、創造性といった社員に働きかけたい内容とピタッと一致したことが大きな理由です。
主体性はテントやタープを設営する作業から、関係性は鳥のさえずりを聴きながら語り合うことから、創造性は自然の中という普段とは異なる環境から、研修全体を通して学んでもらえると思いました。
講義形式の研修を行うよりも、楽しみながら実際に体感してもらいたかったのです。
自然のなかで研修を行うという突飛な発想でしたので、私も社員からの反応は心配でした。
ところが、そういった心配とは裏腹に、むしろ興味をもって好意的に受け止めてくれる社員が多かったように思います。世の中がアウトドアブームであることも、追い風になったのかもしれません。
企業の研修というと、「やらされている」という受動的な受け止め方をされがちですが、この研修は全員が主体的に動くことが求められます。
用意された場所で、用意された研修をただ「こなす」のではなく、自分たちで場所づくりから行い、「考える」ことで研修に能動的に参加してもらえました。
純粋に、参加した社員の表情が生き生きとして、楽しそうだなと感じました。一人ひとりの顔を見ていても充実度が伝わってくるので、実りのある会になったという手応えがありますね。
この研修を通して、店長たちが日常から解放され、自分たちを見つめ直す良い機会になりました。自分たちが日ごろ行っていることの重要性を再認識し、改めて仕事に誇りを持つことにも繋がったと思います。
実際、参加者から「同じ立場の仲間同士と同じ時間を共有できて、信頼が深まった」という感想をもらいました。
そのように感じてもらえたということが、この研修を実施した成果に他ならないと思っています。
当社が目指すのは「人が育つ会社」です。そのために自走する組織を目指しています。
自走する組織とは、自ら考え・発言し・挑戦する、それが楽しいと思える、学び続ける集団です。
これからも研修などを通して見聞を広げる機会をつくり、互いに高め合う風土を醸成し、人間力が向上する環境づくりに取り組んでいきたいと思います。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
※「RE」とは、CHANGEとスノーピークビジネスソリューションズ(SPBS)が共同で開発した研修プログラムです。
チームのあり方や仕事への取り組み方を見つめ直し(RE-consider)、つなぎ直し(RE-connect)、考え直す(RE-think)ことを目的に実施しています。
弊社CHANGEの研修・ワークショップの知見と、SPBSのアウトドアの知見を合わせた自然一体型のアウトドア研修です。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
さわやか株式会社様で実施したプログラムの内容は、下記のとおりです。
場所:snow peak CAMPING OFFICE HAMANAKO
日数:1日
プログラム内容:
テーマ |
目的 |
バイアスからの脱却 |
自分の五感を拡げ、「周りが知らない自分」を表現し、メンバー同士の新たな繋がりを作る。 |
主体性 |
テント・タープ設営ワークを通じて、チームの中での主体性を見つめ直す。 |
関係性 |
焚火を囲んだチームメンバー同士の対話によって、関係性を深める。 |