ビジネスコミュニケーションⅢ

　役割の範囲の拡大に伴い、他律から自律的な行動へ、また、周囲への影響力の発揮が求められるようになります。

　中堅層にもなると、業務中に関わるステークホルダーは徐々に増加していき、いかに円滑で効果的な関係を築くことができるかが、日々の活動のポイントとなります。そのため、上司や顧客、BPといった利害関係者に働きかける力と部下やチームメンバーのマネジメント力を強化する必要があります。

　また、対社内/外を問わず、日常的に発生する「交渉」において、自身と相手の双方が満足できる結論を導くことが求められます。
さらに、チーム/部門/企業の代表者として参加する、公式な意思決定の場（会議）で、検討をリードし、参加者同士のチームワークを引き出すことも重要です。

　育成非対象年次のメンバーに対して、ステークホルダーマネジメント・交渉スキル（ネゴシエーション）、会議運営スキル（ファシリテーション）を学ぶ中で、求められる期待値を伝えるとともに、実践を通して自分のものにしていくのが、本カリキュラムの設計コンセプトです。