サービス紹介
企業でリーダーシップを発揮する人材には、課題発見力と課題解決力が必要なことは疑いようがなく、このスキルを開発するために研修やeラーニングなど、机上で学ぶことが多いのではないでしょうか。課題発見の手法やロジカルに解決策を導出する手法を学ぶことが多いでしょう。
しかし、現実の課題解決を進めていく中では、机上で学ぶロジカルな手法だけで課題を解決することは難しいのが現実です。関係する課題の全体像を構造的に捉え、ステークホルダーの思いや感情も踏まえたアプローチが必要になります。
本プログラムでは、課題の構造やステークホルダーの複雑さをリアルに経験できる「地域課題」をベースに、地域に対するフィールドワークやヒアリングから、ステークホルダーに解決策をプレゼンテーションで訴求するところまでを実践します。そして、ロジックだけでは推進できない課題解決に何が求められるのかを実践を通じて学びます。
また、リアルな課題解決を実践するために、地域課題を抱えるエリアに滞在して現地の人々や課題と触れ合いながら取り組むものになっています。
多くの企業が課題解決の研修やワークショップに取り組んでいる中で、机上のテーマではなく、リアルで実践的な課題解決プログラムへの参加要望が寄せられることが増えていました。そこで我々は、実際に課題を抱えた地域の方々にコンタクトし、彼らの課題解決を提案するプログラムを開発することにしました。
プログラムの開発過程においては、6人のチェンジ社員が実際に現地に赴き、プログラムの参加者の立場で体験することを試みています。現地に入る前には、テーマをインプットして、チームでの入念な事前準備、ロジカルな分析、仮説立案を行っており、当初の想定では、現地の関係者からのヒアリング情報を付加することで、プレゼンテーションを完成させる気持ちでいました。
しかし、実際には想定とはまったく異なり、私たちの仮説が一から覆されるような経験をしました。
ここで得た気づきは大きく、ロジックだけでは課題は解決できない、向き合うべきコト(課題)やヒト(関係者)の重要さと難しさを痛感しました。この経験から、ロジックを超えた【real、human、emotion】といった重要なファクターと向き合うことが課題解決につながるという想いを込めて、サービス名称を「Logic+」としました。
プログラムに参加した6人のメンバーは選抜されたそれぞれの領域のスペシャリストで、各自の経験やナレッジをフルに活かして現地の課題解決に望みました。しかし、現地で体験したのは、自分たちのアイデアは、東京というある意味で閉ざされた場所で考えたものであり、現実や現地を知らないままでの仮説には何も力がないことを実感することになりました。
また、数日間現地に滞在するだけでは、知り得ることも触れ合える人も限られており、必ずしも答えにたどり着くわけではないことも実感しました。
しかし、この経験の中で、チームメンバーは改めて、現地の人々や現実に起こっている課題に正面から向き合い、課題の本質を捉えること、課題解決に向けて関係する人々の思いや気持ちを動かすこと、自分たちが提案者ではなく一緒に協力し共同していく立場であることを訴求していくことの重要性に気づいていきました。
また、チームメンバー同士が真剣に議論し、切磋琢磨しあう中で、チームメンバー同士の深い人間関係ができあがり、地域に対する思いや考えも、より深い考えと情熱を持ったものになりました。結果として、現地の関係者からも称賛と信頼を得られ、継続的な関係性を作れる経験をしました。
このような経験は、日常の職場の中や、通常の研修やワークショップだけでは得ることができないものです。日常を飛び出し、普段とは異なる人達と真剣に議論し合い、いつもと違う視座・視点で考え抜き、ロジックも情熱もフルに活用する経験で、参加者一人ひとりが大きく成長できることを我々は確信しています。
地域課題解決を現地の関係者に提案する過程で、課題発見・解決の手法や推進方法を体験し、習得します。
事前学習として、地域課題解決の考え方を「システム思考」と「デザイン思考」を用いて、また、現地でのヒアリングやプレゼンテーションにあたっての考え方をインプットします。
事前にテーマとなる地域課題と地域特性や定量データのインプットを受けることで、概要をつかみ仮説を持って現地に向かう準備とします。
その後、現地で3-5日間滞在し、フィールドワークを行います。地域課題に関わる住人、市民団体、自治体など、多様な方々にヒアリングをしながら、チームで解決策を検討します。最終日には、地域課題に関わる方々にチームで考えた解決策を提案します。提案内容や関わり方について、フィードバックを受け、最後は自身の仕事において活用できる考え方を整理する振り返りを行います。
次世代リーダーとなる方から現管理職まで、課題解決を自ら推進していく必要がある方々を対象にしたプログラムになっています。企業の選抜者研修や管理職研修としての位置づけとして取り組むことが可能です。
また、年に数回、公開型研修として、各企業から数名の方を募って参加していただき、他企業同士で議論し解決策を検討していくプログラムも用意しております。
課題解決の手法は机上で学べますが、実際に課題解決を進めていくには机上で学ぶロジックに寄った考え方だけでは、解決に至らないことを体感し、ロジックに加えて"real""human""emotion"を活用しながら取り組む必要性を、現地の関係者との関わりを通じて体験し、学びます。
地域課題解決は、どの地域にあるような課題でも、それぞれのエリアの特性や人・地域・団体の風習や想いが複雑に絡み合っていることが多くあります。例えば、「空家問題」はどの地域にも存在しますが、問題の真因はその土地によって異なります。
地域に入り、地域に触れ、地域の関係者と共に考え、地域に対して提案し、訴求する。PCの中だけにとどまらず、会議室の中だけでは見えてこないリアルな課題に触れ、解決策を考えていきます。
本プログラムでは、課題の構造やステークホルダーの複雑さをリアルに経験できる「地域課題」をベースに、地域に対するフィールドワークやヒアリングから、ステークホルダーに解決策をプレゼンテーションで訴求するところまでを実践します。そして、ロジックだけでは推進できない課題解決に何が求められるのかを実践を通じて学びます。
また、リアルな課題解決を実践するために、地域課題を抱えるエリアに滞在して現地の人々や課題と触れ合いながら取り組むものになっています。