ユーザー向け実行管理_01
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サービス紹介

ユーザー企業向けPM実行管理研修

    • プロジェクトを通じて何を実現するのか
    • 加速するテクノロジーの発展に対応できるヒューマン・スキルを身に付けるために
      • テクノロジー発展の恩恵と危機感から生まれたプログラム
      • 経験者の失敗が詰め込まれたリアリティのある学び
    • ユーザー企業側のプロジェクトマネージャー特有のポイントをシナリオを通じて学ぶ
    • シナリオを利用した類推思考による学びの深化
    • ヒューマン・スキルを中心とした協働スキルの学習

答えるべき問い

プロジェクトを通じて何を実現するのか

昨今、テクノロジーの発展に伴い、クラウド、AI、IoTなどの複数の技術を統合する必要が出てきており、企業で利用されるシステムの複雑化が進んでいます。また、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めており、技術革新を通じて業務プロセスの効率化や新しいビジネスモデルの構築を目指している中で、ITは企業のビジネス戦略を実現するための中核的要素となっています。こうした中で、大規模なシステム開発プロジェクトの難易度が高くなっており、失敗するケースも少なくありません。

ユーザー企業がシステム開発プロジェクトを進める際、外部ベンダーに依存してしまうことが多いのではないでしょうか。ユーザー企業のプロジェクトマネージャー(PM)は現場業務への理解が深い一方で、IT技術に関する知識が不足している場合も多いため、プロジェクトマネジメントがベンダー主導になりがちです。その結果、プロジェクトが自社のビジネス目標やニーズに適合しない方向に進むリスクがあります。プロジェクトの成功とは、プロジェクト計画通りに品質、コスト、納期(QCD)が達成されることは言うまでもないですが、大事なのは、ビジネスの成果につながることです。

そのため、ユーザー企業のプロジェクトマネージャーには、複雑化するステークホルダー間の期待値調整を的確に行い、プロジェクトを通じて「何を実現するのか」という共通のゴールを設定し、プロジェクトメンバー全員の目線合わせをすることが求められます。特に大規模なプロジェクトにおいては、立ち位置の異なるステークホルダーのコミットメントを引き出し、プロジェクト全体の透明性を担保しながら意思決定していく推進力が欠かせません。いざとなれば残業覚悟の力技ではなく、ユーザー企業のプロジェクトマネージャーが現場でプロジェクトマネージャーとしてのヒューマン・スキルを発揮し、プロジェクトを成功に導くべく、2日間の集中研修プログラムを大手金融機関と共同開発しました。

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開発ノート

加速するテクノロジーの発展に対応できるヒューマン・スキルを身に付けるために

テクノロジー発展の恩恵と危機感から生まれたプログラム

テクノロジーの発展により業務改革の恩恵を受けた一方で、「高度なシステムだけど現場では使いこなせない」、「経営戦略とは沿わない過度なデジタライズになってしまった」など、テクノロジーに振り回されているという話を最近ではよく耳にします。安くはない費用がかかり、且つ計画通り遂行することが難しいシステム開発プロジェクトにおいて、完遂しても想定した効果が見込めないというケースが多く、プロジェクトを成功へ導くことが簡単ではないことは明らかです。

この現状のまま投資し続けることに危機感を持った大手金融機関より相談を受けたことをきっかけに本プログラムの共同開発がスタートしました。

経験者の失敗が詰め込まれたリアリティのある学び

これまでの人材育成事業を通じて、特に効果が高く実績のある研修プログラムの骨子をベースに、「現場での実践」にこだわってプログラムを開発しました。本研修は、一定の複雑度を伴った臨場感のある架空のシナリオ(失敗ケース)に基づくディスカッションにより、プロジェクトマネージャーの判断やジレンマを考察する仕立てとなっていますが、シナリオや演習設定については、プロジェクトマネージャー経験者だけではなく、受託側のシステム開発者、運用保守専門家、ITコンサルタントの声など、現場で起きていることを徹底的にヒアリングしました。

多くの視点を取り入れたことで、研修を通じて伝えたいメッセージや学習内容のリアリティが増し、自分では無意識にしている態度や言動が、周囲のステークホルダーにどのような影響を与えているかを見つめ直す機会となります。受講者がプロジェクトマネージャーを疑似体験しながら自身の経験を棚卸し、他者とのディスカッションを通じて学びを深化させ、パラダイムシフトを起こす仕掛けです。

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プログラムの概要

ユーザー企業側のプロジェクトマネージャー特有のポイントをシナリオを通じて学ぶ

本プログラムはユーザー企業側のプロジェクトマネージャーだからこそ直面するシステム開発プロジェクトの課題に焦点を当てた研修です。進捗管理や品質管理、リスクマネジメントなど、プロジェクトマネージャーの基本的な管理スキルを学びつつも、ユーザー企業として忘れてはいけないプロジェクトの目的の考え方や、委託側/受託側という立場の違いにより起きうる問題とその対策など、潜在的なリスクについて重点的に学びます。

全5章で構成されているプログラムで、プロジェクトの実行段階のフェーズごとに学習が進行します。ある架空のプロジェクトで生じるシナリオ(失敗ケース)を題材に、フェーズごとに気をつけるべきポイント、押さえるべきポイント等をグループでのディスカッションを通じて学習します。自分やグループメンバーが思いつく観点や回避/対応策を検討した上で、それ以外の方法や、セオリーの裏にある考え方を深めていきます。各章の終わりに演習を設け、現場での実践を想定したアウトプットをすることで、即実践できるサイクルとしています。

また、ステークホルダーとの交渉や調整といったプロジェクトマネージャーが現場で直面する難しい局面を、ロールプレイ形式で実践します。このロールプレイ形式の演習は複数回に分けて行われ、途中で講義を挟み、ポイントを理解した上で再度実践することで、短い時間で失敗経験とその原因の追究、改善から成功体験を得ることができます。

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強みとなるこだわり

シナリオを利用した類推思考による学びの深化

個別背景の強いプロジェクト経験がある受講者の研修でありがちなのは、「一般論」がわからず学びに腹落ち感がないことで、教訓抽出や学びの持ち帰りが難しいということです。これを避けるべく、1つのシナリオから自身の経験とアナロジー思考を働かせるアプローチを採用しています。このアプローチにより、学習者間の経験差がある状態でも共通のシナリオからアナロジーを働かせることが可能で、他の受講者の経験も自身の経験として持ち帰ることができるような仕立てとなっています。

ヒューマン・スキルを中心とした協働スキルの学習

経験者を対象とした研修においては、テクニカル・スキルよりもコンセプチュアル・スキルやヒューマン・スキルが重要となります。変化の激しいこれからの時代において、小手先のテクニックではなく本質的な学びを得ることが、プロジェクトマネージャーとしての適応力を高め、現場での再現性を実現できると考えました。システム開発プロジェクトは唯一無二であり、答えがありません。そんな中でも、プロジェクトマネージャーが様々な情報や経験を駆使しながらプロジェクトを成功裡に収めるためには、何を軸に、どのような視点でマネジメントに臨むべきなのか。立場の違いによる利害の違いを認識し、プロジェクトを共に推進するための術が、この2日間に詰まっています。

関連する資料のダウンロード

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ある架空のストーリーを題材に、自身の経験を棚卸しつつ、実⾏管理において押さえるべきポイント、陥りやすい状態をグループでのディスカッションを通じて学習します。プロジェクトマネジメントの型に着目するだけでなく、プロジェクトで⽣じる難易度の⾼いコンフリクトを調整するスキルと姿勢を習得します。

プロジェクトにおける実⾏管理のプロセス、及びポイントを演習を通じて体験し、プロジェクトマネージャーとしてのの振る舞いを身につけられます。

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ベンダー向けPM実行管理研修

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本研修では、ある架空のプロジェクトで生じるシナリオ(失敗ケース)を題材に、実行管理において気をつけるべきポイント、押さえるべきポイント等をグループでのディスカッションを通じて学習します。
自分やグループメンバーが思いつく観点や回避/対応策を検討した上で、それ以外の方法や、セオリーの裏にある考え方を深めていきます。
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